夢の中で逢った、 ような…

すごくすごく今更感があるけど、『魔法少女 まどかマギカ』をようやく観ました。ほぼ1日で全話。急ぎとかではなくて、一気に観たくなるくらい惹きこまれた…って大袈裟に書いたら嘘になっちゃう。大方、評判の良さに釣られてです。でも3話観てからは引き返せなくなったのは事実。
全話観終わったあとにまとめスレとかも一気に見て回ったりしてたけど、話は割りと普通。まぁ主人公であるまどかが最後までちゃんと魔法少女に変身しないっていう異例はあったりしたけど。でもこれは話とキャラデザのギャップ、そして異空間の演出とかで惹かれたのはあったなぁ。魔女と戦うシーンのあのおとぎ話みたいな絵と、残酷さと不気味さ。夜中に見ていて本当に怖かった。マミさんの最期は直接的な描写でショックは大きかったけど、魔女のメルヘンな外見で余計に怖さ増したなぁ。さやかちゃんのときは、死という直接的なものがなかったけど、さやかちゃんの魔女の禍々しさが不気味だったし。
10話のほむらちゃん回は神回すぎてアニメで久しぶりに泣いたかも。中二すぎる。でもほむらちゃんがまどかを救うためにたった一人ループ世界を生きていて、こういう話も何回か見たことある気がするけど、純粋にもう誰にも頼らないって歩いていく姿に心打たれちゃった。ほむらちゃんは戦うしかなくて、自分が歩みを止めればまどかも救えない。世界も救えない。でも膨大に広がる宇宙のことなんかよりもやっぱり単純に、目の前にいるまどかを助けたかったのだなぁって。コネクトがほむらちゃんの曲に聞こえます。
最後は、結局ハッピーエンドだったのかなぁ。バッドエンドだったのかなぁ。でもバッドじゃないよね。まどかの願いは叶えられて、ループしていた魔女がいる因果から抜け出して、悲しいまま死んでいった少女たちの魂を救って。ただほむらちゃんはどうなのかなぁって。そこを考えたら、やっぱりハッピーエンドって言い切れないかもね。考察って難しいからあんましないししたくもないけど、久しぶりにぐるぐる考えちゃうアニメでした。
QB…最初は可愛いと思ってたのにお前は……