三代前からマーメイド

9月までの振り返りドラマ編はじまりはじまり。

半年間ほぼ毎日に彩りを加えてくれていた「あまちゃん」もついに最終回を迎えました。
三陸編〜東京編〜そして再び東北へ、震災編。
でも悲しみと希望の間を絶妙に描いてたかなあって印象。東京編の最後の1話は次に待ち受ける現実は分かり切っていたのでどうなるかとドキドキしていたんだけどね。悲しみばかりじゃないぞ、と。
でもそれぞれの心の中に住まう3月11日を思い出す回だったのは事実。光景を映し出さなくとも勝手に引き出しは開いちゃうものだから。

あまちゃんは主人公・アキちゃんの成長物語は最初のほうでほとんど済ませてあって、あとはアキとアキをとりまく人々の物語だったよね。みんなが主人公になりうるような。やっぱり北三陸の人々は個性的で楽しいし脇役とはとても言えない!
そしてキーとなった曲「潮騒のメモリー」はアキとユイの曲でもあったし、天野家3代の夏ばっぱと春子さんとアキの曲でもあったね。
音痴設定の鈴鹿さんが歌った潮騒のメモリーには本当に鳥肌が立った!最終回の3話前だったかな?でも今日で最終回でもいいやってくらいの感動回でした。クドカンは5分で歌詞書いたってそれって本当なの?って疑いたくなるような伏線の回収っぷり。もしくは華麗なる後付。どっちかは分からないけどね。

アイドルは隣にいるのかもね。笑顔をくれる存在。それがアイドル。
最後の、アキちゃんとユイちゃんがサイリウムを持ちながらトンネルを駆けていくシーンとても良かった。
うーん、本当に娯楽って感じで楽しく見てたからあんまり考察したくない気持ちもある。だからこのまま楽しかった毎日の思い出として胸にしまっておく。

あと「仮面ライダーウィザード」も最終回でした。
正直途中から少しだらっとしちゃって(個人的に)深く考えずに見てたんだけど、ラストの2話がとても良かった。
番外編みたいな感じで、ディケイドの延長線でオールライダー出演して少し賑やかで。ウィザードの最終回でもあるしディケイドの続きでもあった。
ディケイドは大人の事情でごたごたがあって途中でメインライターが交代してしまったんだけど、今回はその時のライターの會川さんが脚本ということであの時見れなかった本当の続きが見れた感じで嬉しかったなあ。
でもディケイドのお話は一生続いていきそうな設定だけどね(笑)。

ウィザードも含めて仮面ライダーはみんな希望なんだな。それぞれの世界にヒーローがいて、誰しもが主人公に成りえるだね。そして誰もが悪になる可能性はあると。紙一重なんだと。
基本的に敵組織あっての仮面ライダーが多いもんね…。正義は最初から正義ではなかった。
そういうことを言いたかったのかなと解釈しました。
それは永遠のテーマだね。

終わった事実は寂しいけど、秋にも楽しみな作品がいっぱい!
次から次へと楽しみが溢れ出る世界素晴らしすぎる。