Dream Land 夢の中

果たして、私たちは夢の中にいたのか、それとも夢の外側から彼女たちを眺めていたのか。

Perfumeドームツアー全4公演が無事に終わりました!Perfumeのみんな、素敵な時間をありがとう。
3年前は特別1夜限りのドームライブ、今回はPerfumeにとってご褒美でありしっかりとライブというものを魅せること、ドームで魅せるということに照準を合わせたドームライブ。
ドームって広いよね。ドームでライブするにはアーティストとお客さんの距離感って凄く難しいと思う。
近さはある程度切り捨てないとドームに映えないしこじんまりとしてしまうし。
PerfumeはそこをMCで近づく、ということでクリアしていたのかなあって。
みんなにとってその近さは狭いライブハウスでも広大なドームでも変わらず愛したい距離なんだろうなあ。
とにかく3人のMCとパフォーマンスの切り替えがぴたっとできるからそういうことも出来るのだと思った。
さっきまであーんなにはしゃいでキャッキャ言ってた女の子3人が、曲が鳴り出すと海外でもツアーを成功させたアーティストPerfumeの3人になるのだもの。どちらかと言うと客側がそのギャップと切り替えについていけてない感じだったよ!(笑)

最初はせっかくのアルバムだから細かくツアー回ってほしいなあって思ってたのだけど、ドームでのライブを観終えてからはドームに合わせて作ってるライブだから他のアリーナクラスの会場は想像できなくなってしまった。
ドームの中に作られた大きなもう一つのドーム。その中から歩いてきて、またその中に還っていく。
「come again」と歌いながら…。
飛び交うレーザー、アリーナを伸びる3本の花道、夢の乗り物クレーンと外周トロッコ。
わたしはまたPerfumeにはドームでライブしてほしいなあ。これからも定期的にドームで新しい魅せ方をしてほしい。
3年前は記念だったけど、今回はとても堂々としていて何より3人がとても楽しそうだった。
涙の「ポリリズム」は相変わらずアンセムなんだけど今回は楽しそうな表情と移動曲にしていたこと。これで次のステップに行ったのだなあってすごく実感した。
ライブ全体を通して毎回テーマに沿ってちゃんと違う山場が作れていること。
例えばJPNツアーだと「GLITTER」だったり、今回だと「Party Maker」〜「spending all my time」だったり。
こういうライブの頂点の部分が見えた瞬間ってやっぱり毎回気持ち良いしライブハウスやアリーナクラスやドーム級だとそれぞれ違うだろうからどれもぐるぐる回ってほしいです。

あ〜ちゃん、見捨てんとってねとか信じとるよって言ってたけど、Perfumeはとっくに胸張っていて堂々と構えていていいと思うんだよ。
3人がそのままでいてくれたら嫌いになんかならない。
楽曲が好きとかパフォーマンスが好きという部分もあるけど、Perfumeのバックグラウンドに触れてしまってそこを好きになってしまったから今更抜け出せない。
Perfumeのことを常日頃考えてるわけじゃないのは、もう手放しで安心しているとこもあるからかなあ。安定しすぎてしまってるが故の課題も少しあるような気もするけど、それは今回一旦置いておいて。
プライズを待っていてもしょうがないから、じゃないけど技術で驚かせるのではなくて自身で驚くようなことをアクションしてほしかったのかも。セットリストとかね。

そうやって色々考えていたって結論は幸せだったの一言に尽きる。
Perfumeをこうやってずっと見れている幸せ。永遠を望んでしまう。
あの夢の球体の中にはそれがあるのかな…