そう 時計仕掛けに満ちてく

KAT-TUN 2014TOUR come Hereへ行ってきました。

以下演出のことが主になりそうなのでネタバレ注意。


2014年7月18日@グランキューブ大阪
友人がミラクルで当ててくれました!
待ちに待ったツアー。ツアーとしては2年半ぶりですね。
前回のアルバム感想でも書いたけど、こんなフラットに楽しみな気持ちのライブはすごく久しぶりで。
内容もそこまで重苦しくもなく(笑)とても楽しいライブでした!
2階席後方でも楽しかったです。


オープニング映像は相変わらず凝ってるよね!
中丸が前に言っていた通り、これを見るとライブに来たなーって感じがすごくする。
「come here」…まさしく誘ってくれる導線。

1曲目はツアータイトルでもある「COME HERE」。
夏のライブ自体めーっちゃ久しぶりだからテンション上げ上げだね!わっほい!
って感じなのに衣装に全く夏感がないのがKAT-TUNらしい。
グレー基調のスーツというか少しフォーマルな衣装。でもみんなバラバラの型。
あ、そういえば今回はホールということでモニターがなくて表情どころか衣装もよくわからないってことが多々あってので珍しく双眼鏡のぞいてた!どちらかと言うと音を楽しみたい人なので双眼鏡好きじゃないんだけど、今までいかにモニターに助けられてたか身に染みました。

話は戻りまして…。
このまま夏っぽい流れでいくのかと思ったら次の曲が「Real Face」で吹きそうになった。
どういう流れなん?!?!ってクエスチョンマークが頭の上を飛び交う中、次の曲も「BIRTH」でぎーもんは増える。
しかも照明が真っ赤とかで季節感なさすぎて!でもそういうとこ好きだよ!
からの「BOUNCE GIRL」て…!このテンションどう切り替えればいいの!!!!
いや逆に切り替えられるカツンちゃんまじすげーっす。わたしはついて行くのがやっとだったよ(笑)。
ん〜この曲はフルで聞きたかったなあ。


一つ目の山場は「HIDE and SEEK」。
キーだと思っていたのだけれど、演出凝ったのを持ってきてそこは当たり。でも出てくるの思ったより早かったかも(笑)。
KAT-TUN映像班は安心安定のお仕事っぷり!
ダークな世界観がものの見事にマッチしていて素晴らしかったです。
ほぼ文字だけってすごくシンプルなんだけど、シンプルさ故に逆に難しいと思うんだよね。
間違えれば安っぽくもなってしまうから。
でもそこは培ってきたKAT-TUNらしさと合わさってすごく良いもの見れたなーって満足度高かった!
ただ一つ言うと、これをドーム級の広さで見たかったなあということ。
完成されすぎていて、あのステージの枠にぎゅうぎゅうに閉じ込められてる感じがしてもったいなかった。
だから今回のグランキューブのライブはツアーに来たというか、終始イベントに招待された感覚だったかなあ。

客席に登場もお手振り曲も、ホールとドームでは意味合いが違ってくる。
ドームではお手振り曲でもKAT-TUNだけ見ていられるし曲に集中できて楽しめるけどホールではそうはいかない。
だから新曲やアルバム曲をホールでも同様に“流し”曲に割り振ったの少し残念だったかな。

これらの不満は前提として全体的に、総合点が高いからこその要求なんだけどね。
ハードルは上げても上げても飛び越えてくるのが彼らなのでこっちも上げっぱなしになっちゃうね。
でもこれがKAT-TUNのライブの作り方だと思ってる。


続いてたっちゃんソロ「ART OF LIFE」。
上田くんはカツンに失われかけようとしている厳つさを一人で請け負おうとしてるのでしょうか…。
こわかった(笑)。
たちゃんのソロは憑依型なので毎回嗜好をこらしていてとても楽しみなんだけど今回もすごかったなあ。
別世界というか。ダンサーさんいじめる(演技)とこから始まるからね…すごいや。
曲もロック調だし、ここも保っていたいなってことなのかな…?わからないけどね。

次は中丸「クレセント」。
曲ね、すごく好きなの。でも良くも悪くもいつも通りの中丸ソロだったなって感想!
衣装は珍しく赤とかだったね。赤というかエンジ?
いつも通りだから、ムビステに乗って踊ってる中丸見たかったって思いもあったり。
あとさすが映像に凝りたい人!最後のカトゥネット高丸はわろたwww宣伝かーい。
でも念願のマウスパット、グッズで採用されてよかったね!ちゃんと買ったよ!


「不滅のスクラム」はメインステかトロッコかなんだかよく覚えてないけど、勝手にケチャ打って楽しんでました。
いやあももクロちゃんの走れ!と同じくらいケチャ打つの気持ち良すぎ。
「フェイク」もトロッコだっけ?
アルバム曲はどれも好きだったからお手振り曲にされたのやっぱり悲しかったよ!
このときの衣装はまた4人ともバラバラのカラー衣装。
亀ちゃん赤、たぐピンク、たちゃ青、なかまる緑。
鎖コンのPERFECTとか歌ってたときの衣装に似た感じの。

MCは正直よく覚えてない…某ツイッターとかにたくさんレポ落ちてるのでそれ参照で。
亀ちゃんは相変わらず爺ちゃん好きだなあ!そして中丸も孫のこと好きだなあ!
距離近いね?って君たちいつも近いよ??
衣装着替えの為に爺孫、うえたぐそれぞれでMCの時間があったんだけど関係性好きすぎるわ…。
着替え終わってさあもうそろそろ曲、ってときにたっちゃんが1分待って!って何事かと思ったら歌詞忘れたて(笑)。
そこから少しグダグダして悪い流れだなーって思ってたら中丸がすんげー適当な曲紹介でやっぱりたちゃん歌詞間違えたというwww
これは半分中丸のせい!
あーでも可愛かったなあと自担グループには甘いわたしです。

みんなお揃い?の白スーツで「STAR」と「Birds」。
白衣装はあってもスーツっぽいので白はあまりなかったから、大人な彼らにドキドキしました。
「Birds」では赤いスカーフをひらひらさせながら踊っていたんだけど、今にも飛び立ってしまいそうな儚さがあったなあ。
こういう聞かせる曲がじっくり見れるのはホールでの醍醐味でした。

打って変わってバーのようなセットが出現した次のブロック。
カホンやグラス、ボイパなど使ってのハルカナ約束すごくよかった!
あと何よりこのときの衣装がすごくよかった。
ギャングみたいな?服のジャンル詳しくないから上手くいえないけどブルゾンとかの装飾凝ってて面白かった。
「BLACK」と「BREAK UR CAGE」がすごくハマってて、あとホールサイズで活きてた演出だった気がする。
珍しく小物とか使ってのパフォーマンス多かったなあ。ハット、椅子、ステッキなど使ったり。

そしてこの新曲群に馴染んでる2ndシングル「SIGNAL」ね!!!!!!
2006年に発売したシングルの違和感のなさ。
そうか、この日のために今まであまりライブで歌ってこなかったんだねって謎の納得をしてしまうくらいの感動。
かつんは常に時代の先へ先へと行っていたんだね…。
個人的にはライブで聞いたのは初めてだったのですが、こんな素晴らしい流れで聞けて良かったです。
からの「Love yourself」〜「FACE to Face」のメドレーの繋ぎもすごく良かったです。
このブロックは文句なしの満点でした!


続いては田口くんソロ「WHENEVER I KISS YOU」。
わ、笑っていいとこだよね…?
たぐがセンターでスタンドマイクで歌ってるバックに4人の淳之介が…!
ギター田口、ベース田口、キーボード田口、ドラム田口、そしてボーカルも田口!!
田口の一人TOKIOスタイルほんと面白かった。でも踊るところはちょーーーカッコよかった!

ソロラストは亀梨くん「Emerald」。
この曲最初はなんとも思ってなかったんだけど聴くたびにKAZUYAの歌詞と吐息がクセになってくるよね…。
NATSUとかHARUとか季節をローマ字ちゃうセンスちょーカワイイ。
終始うねうねくねくねしてて可愛かったなあ。
季節ごとに照明の色が変わっていく演出ベタだけどとても良かったし色も綺麗だった。


ライブも終盤になりクライマックスにかけての山場「TRIANGLE」。
全身LEDが光る衣装、宙に浮かぶ三角形のネオン、キューブ型のモニターが付いたセットに映し出されたメンバーとシンクロダンス。
今回のライブの要となるものがふんだんに取り込まれた一曲でした。
ダンスメインで、各ソロダンスパートもあったり。こんかいはそういう時間自体けっこう多かったね。
モニターにメンバーが映し出されて一緒に踊る演出は、Perfumeでも見たことあるし多分よく使われる演出なんだろうけど演者が違うとこうも印象が違う。
ここにいたと思ったらこっちにいた!って演出も今までもやっていたけど、会場の狭さ故に上手く騙せていた。
すごいなあと思う反面、ドームでこれを見たいって気持ちもすごく大きくなった。
ドームの演出をそのまま持ってきているから本当にもったいないんだよね。ステージの枠がドームより限られているし。
本当にね、出来上がりすぎてるから出る不満だと思う(笑)。

続いての「In Fact」はこれでもかというくらいのレーザー攻撃。暴力的なほどまでの光。
レーザーの海に溺れているKAT-TUNを眺めることができたのでこの時ばかりは2階が特等席でした。
この曲って今思えばとても大事な曲だったのかな。
もちろん4人になってから初めて出したシングルというのもあるけど、明確なものを見据えた意思がはっきりしたというか。
そんな覚悟をこの曲で垣間見た気がしたのです。
やっぱりカツンには禍々しい感情が似合ってるなあと思ってしまうよね。


これ以降はなんだかふわふわしていてよく覚えてない。
会場が狭くてやっぱりライブに来た感覚じゃなかったなあ(笑)。

でもやっと、楽しいやカッコイイ、可愛い、素晴らしいでいっぱいのライブに来れたなって。
極論だけどアイドルは夢を見せてくれる存在でいてほしいから、その世界にどっぷり浸ってる時が幸せだって。

不満や改善してほしい点をいくつか挙げたけど、やっぱりレベルの高い次元の話だと思う。
でもモニターや花道、派手な特攻は舞台装置がないことに対してメンバーの意向はちゃんと汲み取れたかな?
生を感じてほしいって言ってたけど“近さ”というのは物理的な問題だよね。
みんなが言いたいのは感じようとする気持ちの話なのかなって思いました。

10周年を見据えての今回のこの規模でのツアー。
確かにここでワンクッションじゃないけど、試行錯誤して慣れないキャパでのライブをここでやるのは良かったのかなあって思った。
でも次からはアリーナクラスでのライブ。どのくらい上方修正してくるのか本当に楽しみ!
KAT-TUNにはいつも未来しか見てない。見せてくれる。
何度崖っぷちに立ってもライブではいつも最高のもの魅せてくれるから今年も来年も10周年も期待しかしてない。